1/6スケールでも使ってみようヘアスプレー技法
ちょっと前から試している金属感の表現です、ドイツ軍の飯ごうやドラムマガジンで試しています、行程を記録しておきます。ここまでしなくてもとお思いの方もいらっしゃると思いますが、あくまで個人用の備忘録ですので、どうぞご容赦を!
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まずはドラゴンの装備品をシルバーに 塗ります。ココはタミヤのラッカー系 スプレーでバァーと塗ります あまり気にせずバァーと塗るだけです 1時間ほど乾燥を待ってから ヘアスプレー”ケープ”をスプレーします 垂れないようにしつつ全体に吹きます その後、1昼夜置きました |
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その後、タミヤアクリルの フィールドグレーやダークグリーンを 吹きます、このときに若干ですが グラデーションを入れておくと のちのち、良い感じになるかも? あぁ飯ごうはたぶんアルミ製なので タミヤのフラットアルミが地色です |
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これはドラムマガジンです 皆さんも手元にたくさんあるんじゃ ないでしょうか |
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こちらは機関銃弾薬ボックス 在庫箱の中には、もうこれしか 在りませんでした 中に弾薬ベルトのモールドのある 上等のモノです でも開閉のためのハンドル(栓抜き状) が動かない不良品でした これは実物は鉄製でしょう 錆びたものを見た記憶がありますから |
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いよいよ塗装をはがします(緊張する) 最初はいきなり爪楊枝でカリカリ しましたが、緑と銀のコントラストが 効き過ぎた様に思います 後加工としてスモークをスプレーして みたらどうかな?と考えています 後ほどその画像も載せるつもりです |
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こちらはアクリル溶剤を水で薄めたモノ で塗料をふやかしてから行いました 銀部分にみどりが薄く残りましたが う〜ん、どうでしょう? 革製のストラップを付けたら 一応完成と相成りました |
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ドラゴンさんの官給品(もとい量産品) との比較画像ですがコメントは避けます 加工品はリアルと言えばリアルですが 他のモノとの整合性が気になります |
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ドラムマガジンもふやかしてカリカリ リブの部分が際立ってかっこいい 写真が下手でうまく伝わらないかも これは実物は鉄製なのかな? じゃぁ錆びるな、でも結構触るからなぁ 弾を入れなおしたりするでしょう 使い捨てじゃないよね |
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機関銃に取り付けたほうが分かりやすい かもと思って取り付けて見ました 上の写真よりは分かりやすいかな こうしてみると機関銃にも加工したく なります このMG34仕入れたときからおかしい? と思っていたら照準尺が前後逆に 付いていました!仕入れた分全部です それで部品を外して正しく修正しました このあたり、また詳しくお知らせしよう と思いましたが、みなさんすでに ご存知で改修されたでしょうね |
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弾薬ボックスをやりました お隣には普通にイエローで塗って グレィでチッピング塗りしたものを 従えています 角の光り具合はやはり”剥がし加工” の方に軍配が上がります 角度をつけて撮りたかったので 土のうさんにもお手伝い願いました |
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エッジの塗装剥がれは決まりましたが 剥がしたところと触れていないところに つやの違いが出来てしまいます 仕上げにタミヤのフラットクリアを 全体に吹きましたが今ひとつ満足 いきません むつかしいなぁ |
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飯ごうはスモークで陰影をつけて 革のストラップをつけました スモーク塗料はグロスなのでちょっと つやが出てしまいました う〜ん、砂埃色をうすく吹いて つやを消してみようか |
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3兄弟の現在の様子です 上の個体はふやかし剥がしと爪楊枝での 剥がしをしただけの状態 アルミの地肌が露出して美しい 下2個の個体はスモークを吹いたもの つやの加減で雨にぬれている状態の ようで戦場では目立ちそう |
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ドラゴンの極初期生産型Stg44です 近年のものと基本的に同一ですが 照準尺やコッキングは動きません 塗装はタミヤカラーで言うと ガンメタルに黒色を混ぜたような 色でつやは、ほぼ無いと言えるでしょう マスキングは邪魔くさいので おおらかに済ませました(たった5分) さぁこれが、どのように変化するで しょうか? |
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一杯飲んでたら、やる気になってきた そこで銀色をヴァーと吹いた その後もう2杯ほど飲んでから ヘアスプレーも吹いた 根っからのせっかちに一杯飲んだから もう乾燥まで待っていられない アホです |
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さらに酔った勢いでセミグロスブラック も吹いちゃった もう全然待っていられない きっと地獄を見るぞ |
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でも結構、綺麗に塗れているぞ ドラゴンの彩色より金属っぽいぞ 元の塗装はなにか粒粒が目立つからな Stg44ってプレスだから もっと表面はつるっとしていないとね ココまではOKだ! さらに飲み続ける・・・黄色信号だよ |
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コリコリと剥がし始めてはみたが あぁ〜やってしまった 何だコリャ? 剥がしすぎ・・・と言うよりも なにか間違ったものになってしまった あ〜あ、明日やればよかった |
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黒と銀のへたくそな迷彩塗装のようだ なにか救済方法はあるだろうか 黒と銀のコントラストをぼやかすのが いいのでしょうが難しそう さぁこのままゴミ箱か? 明日考えよう 教訓:このような小さな段差のものには 向かない方法だ そして何より『しらふ』でやるべきだ 当たり前だろ! |
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なんとかならないものかと再度 上の画像のものに極薄めたセミグロス ブラックを重ね吹きしてみた 銀が落ち着いたところで 光らせたいところだけ狙って剥がして みたところ、少しは見栄えが良くなった しかし頭の中にある色合いとは まだまだ程遠い 勢い余ってマスキングも取ったので これはこれで・・おしまいかな |
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う〜ん、やるだけやったし 間違いではなさそうだし 今度はもう少し慎重にやってみよう |
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黒いモデルガンをず〜っと遊んでると 角々が磨れて鈍く光るようになる そんなのが目標だったのに |
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このように、上がドラゴンの量産品 下が今回の習作品 玩具の兵隊さんだから、やっぱり 上の量産品でいいのかもしれないね |
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今回のおまけ 並行してやっていた機関銃のスリング 本物の革を漉いてぺらぺらにして 中央部のクッションふくらみを 付けてみた ステッチは出来ないのでペイントで 縫製を再現した |
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グリップに接続するスイベルは いまや希少品となったドラゴンの 極初期のモノ(見つけた!) ステッチは・・・ |
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ココがキモのクッションふくらみ 本当は裏側にも付くがこのスケールでは 膨らみすぎるのでオミット ステッチは・・・ |
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銃身側に付くフックは適当なものを 探して米軍のハーネスの先端部品から 流用しました あぁ〜方向性がずれてるな |